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Column

フィトンチッド①

2021年01月14日

「フィトンチッド」という言葉を耳にしたことはありますか?

樹木が放出する芳香のことで、森林浴でリフレッシュできるのもこの成分のおかげです。

癒し効果については近年実験や研究が行われ、「自律神経の安定」「ストレス解消」「不眠解消」といった効果が立証されています。

フィトンチッドは伐採されて住宅の建材やインテリアの部材になっても、木の内部に存在します。

木が切られた後は成長が止まるだけで、水分を吸ったり成分を放出したりと活動が止まることはありません。

住宅の一部になっても、湿度や温度によって膨張と収縮を繰り返し、フィトンチッドの香りを漂わせてくれます。
名前は、ロシア語でphyton(フィトン)=植物が、cide(チッド)=殺すという意味です。

植物の体内に侵入しようとする有害な微生物や昆虫類から植物自身が自己防衛のために作り出している物質です。

森の中にある動物の排泄物や死骸・カビなどが蔓延せず、常に浄化されているのはこのフィトンチッドの作用によるもので、

人間にとっては有益な効果を発揮してくれる優秀な物質です。

日本では昔から木の香りや効能を住宅に生かしてきた歴史があります。

サランラップやアルミホイルがない時代、おにぎりを木の皮で包んでいましたし、木製のお弁当箱やまな板などは現在もよく使われています。

お寿司屋さんのケースには寿司ネタと共にサワラやヒノキが保存され、シソやササの葉も置かれることによって鮮度を保っています。

ヒノキ風呂やクスノキのタンスなどもなじみがあります。

 

フィトンチッドの効果は主に3つあります

●殺菌・抗菌効果と防虫効果

日本では柿の葉寿司や笹団子、桜餅や柏餅など葉で食べ物を包む文化があります。

これは見た目に美しいだけでなく、木や葉に含まれるフィトンチッドの殺菌効果を利用しています。

強い殺菌効果があっても、人間には無害なので、食品の保存にも有効です。

また、部屋や浴室のカビ、家ダニなどへの防虫にも効果的です。

天然の物質なので副作用の心配もなく、生活に取り入れやすいメリットもあります。

 

●消臭・脱臭効果

森林の空気が綺麗で香り豊かなのは、フィトンチッドが臭気物質と接触すると化学反応を起こして無臭物質に変化させる働きがあるからです。

森の中には動物の死骸や排せつ物などが漂っているはずですが、フィトンチッドに空気を浄化する能力があり、

さらにその芳醇な香りが空気中に漂っている臭気物質を感じさせなくしています。アロマやハーブのように植物精油として使われることもあります。

 

●リラックス効果

木の香りを嗅いだり森林を散歩すると清々しい爽快感を感じたり気分が落ち着き、体が軽くなります。

その理由は、フィトンチッドの香りに触れると、気分がリラックスする効果があるためです。

フィトンチッドには、脳の落ち着きを促す周波数「アルファ波」の発生を促す働きがあります。

アルファ波が増えると精神や自律神経を安定させ、深いリラクゼーションに導きます。

また、ストレスホルモンを減少させたり肝機能を改善させたり、血中の抗がんたんぱく質を増加させるなど医学的にも良い影響をもたらしてくれます。

 

 

次回のコラムではフィトンチッドの住宅への取り入れ方とその効果をご紹介します。

 

<つくば支店長 関>

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