木製建具にこだわる
2021年05月14日
こんにちは、徳田英和設計事務所の徳田です。
前回の続きでN設計室・永田昌民さんと共同設計した「仙台の家」を少しづつ紹介していきたいと思います。
永田さんと私は2002年から2004年にかけて、OM研究所でOMソーラーの本社社屋「地球のたまご」を一緒に設計監理して、それが一区切りつくころ「住宅の仕事も手伝ってみないか」と声を掛けていただきました。
当時のN設計室は行列のできる設計事務所で、ウェイティングリストには常時20組くらい、設計を依頼してから取り掛かるまでおよそ2~3年待ちという状況が続いていました。私は設計事務所を独立したものの名古屋の実家の設計の1件しか仕事がなく、また、もちろん永田さんの住宅の仕事には以前から憧れがあったので「是非手伝わせてください!」と受けることにしました。
そんな流れで設計に関わることになった「仙台の家」。
今回は外観写真を。黄土色っぽい土壁の外壁に木製建具と板張りの戸袋が永田さんの建築の特徴です。
窓はすべて木製建具を使用するのが一番のこだわり。リビングの窓だけとかではなく、東西南北面、お風呂の窓も、トイレの窓も、すべての窓を木製建具にしています。
木製建具は家の設計に合わせて自由に寸法を設定できるところが好きなんだよと語っていました。
「仙台の家」
設計:永田昌民+徳田英和