お問合せ・資料請求

大きな暮らしができる小さな家

2021年05月25日

こんにちは、徳田英和設計事務所の徳田です。

永田さんの設計する家を一言であらわすならば...
「大きな暮らしができる小さな家」
2003年に発刊された永田さんの著書のタイトルでもあります。

41XF5Y9CW9L._SX330_BO1,204,203,200_

「大きな暮らしができる小さな家」 永田昌民・杉本薫著 オーエス出版



この著書とタイトルは全国の建築家や工務店に大きな影響を与えました。
自然と住まい研究所のホームページのなかの「コンセプト」に書いてある
「2.コンパクトに暮らす」の頁はまさしくこの本の影響が大きいと思います。

これから家づくりを考える方にぜひおすすめの一冊!と言いたいところですが、
残念ながら現在は絶版になっており、興味のある方は古本を探してみてください。

さて、仙台の家の紹介の続きですが、
この家はまさに「大きな暮らしができる小さな家」をかたちにした設計といえるでしょう。
本のなかの言葉を借りながら、永田さんの設計作法をお伝えしていきたいと思います。

f0264759_222071

「住まいは広ければ、モノがすっきりとかたづき、のびのび暮せると思いがちです。しかし永田さんは、『住まいは広ければ、それでいいというものではない。小さな家でも大きな暮らしができる』といいます。たとえば4人家族であれば28坪程度。大切なのは、小さな家は大きな家を単純に縮小したものではないということです。そこには小さな家だからこそできる仕掛けがあり、床面積が示す数字以上の広がり感があります。」
「永田さんが設計するのは、『大らかな箱』です。小さく区切られていません。単純にいってしまうと、基本は四角い箱に水まわりがついているというシンプルなものです。家族の集まるダイニングはドンと開放されたワンルーム。」

f0264759_2220618

この家は延べ床面積24坪ですが、完成当時の見学会では来場された方みなさんから「とても24坪とは思えない。」という声をいただき、永田さんは、「3人家族だったら24坪もあれば充分なんだよ。」と解説していました。

「仙台の家」
設計:永田昌民+徳田英和
竣工:2006年12月
写真:岩為
雑誌「住宅建築」2010年8月号に掲載されています。

 

もっとお客様の事例をお知りになりたい方へ!

ショールームへお越しください

  • Showroomつくばショールーム

    つくばショールーム

    自然と住まい研究所のショールームがつくば松野木にオープン!

    自然素材でつくる、心地よい木の家の設計・素材・施工をあなたの五感でお確かめいただけます。

    詳しくはこちらから