住まい手の声:Tさんご一家
中山さんに出会い、目指す家づくりがかわりました。
ハウスメーカーや、工務店の見学会を山ほど見てまわった結論が 自然と住まい研究所でした。
Tさんのお宅は、実は(有)自然と住まい研究所の記念すべき一棟めの物件。建築家伊礼智さんの設計による、家族五人がたのしく暮らせる小さな住まいを訪問しました。
冬寒く、夏暑いアパートに暮らしていたTさんの家づくりは、「暖かい家」探しでもありました。一年近くかけて、総合展示場や完成見学会に足を運び、いろいろなハウスメーカーや工務店と話をしたそうです。「職業柄、最初のウチはスペックばかりに目がいってました。」という技術畑のTさんがまず注目したのは「断熱」でした。「最初のうちは外断熱にしないといい家にならないと勘違いしてました(笑)」というTさんが採用したのは、セルロースファイバーによる充填断熱。隙間なく断熱でき、調湿効果にも優れた断熱工法です。
実際、取材時はみぞれまじりで外気温が4℃しかありませんでしたが、室温は暖房なしで21℃を保っていました。断熱だけでこれだけ暖かいのかと驚く記者に、「これは、昨日蓄えたパッシブソーラーの熱がが残ってるからなんですね」とTさん。
実は、Tさんの家には、セルロースファイバーだけでなく、太陽熱を床下に取り込んで家全体を暖房するパッシブソーラーが採用されているのです。つまり、Tさんの家は、太陽で暖めた熱を逃がさない確かな性能を持った家だということができます。とにもかくにも、Tさんは家づくりの当初の目的である「暖かい家」を手に入れることができたようです。