2026年 グッドデザイン賞ダブル受賞 商業施設 [ふげん社]&戸建て住宅 [下町の小さな家]
2026年10月15日
この度、2026年グッドデザイン賞において、商業施設「ふげん社」および戸建て住宅「下町の小さな家」の2作品におきまして、グッドデザイン賞をダブル受賞いたしました。
グッドデザイン賞は、単にものの美しさではなく、社会そして未来を豊かにするものです。
今回の受賞は、私たちが提供する住宅や空間が単に美しいだけでなく、機能性や快適性、持続可能性を持ち合わせていること、そして自然と住まい研究所が地域社会へ貢献する企業であることを証明するものです。
自然と住まい研究所は、人々の暮らしをより豊かに出来るよう、これからも成長し続けてまいります。
ふげん社

設計のポイント
01 レトロビルを活かし、土地の記憶を紡いだリノベーション
目黒通り沿いのレトロビルを、木製のカーテンウォールや大きな階段などをそのまま活かしてリノベーション。元競馬場前という土地の記憶を「馬水槽」に植栽を生けることで次代に紡ぎました。
02 写真文化を広く、そして深く紡いでいくレイヤー構成
写真に対する接点を建物の構造を活かし、ブックカフェ、デジタルラボ/ワークショップスペース、ギャラリーというカタチでレイヤー化。
03 町とやわらかくつながる植栽計画
無機質になりがちなテナントビルのファサードを「ふげん象桜」を核とした植栽でみどり豊かな心地よい外部空間とし、テラス席はもちろん、カウンター席からの眺め、そして通りを行き交う人たちにも潤いを与えます。

プロデューサー:渡辺美術印刷株式会社 渡辺薫
ディレクター:有限会社自然と住まい研究所 中山聡一郎
デザイナー:有限会社伊礼智設計室 伊礼智 + 荻野景観設計株式会社 荻野寿也
審査員の評価コメント
ビルのリノベーションによって誕生した印刷会社のコミュニケーション・スペースである。既存の木製カーテンウォールを残しつつ、インテリアも木を多用し、あたたかみをもつ空間とした。また元競馬場前という土地の記憶も、馬水槽を植栽の鉢として利用することで、継承している。会社のビルだが、前面に開放的な屋外空間をもち、1階はブックカフェ、3階はギャラリーとし、数多くのイベントを開催することで、積極的に街と接続したことが評価される。ふげん社のオーナーの自邸も、伊礼の設計であり、深い信頼関係によって成立したプロジェクトである。ビルのリノベーションによって誕生した印刷会社のコミュニケーション・スペースである。既存の木製カーテンウォールを残しつつ、インテリアも木を多用し、あたたかみをもつ空間とした。また元競馬場前という土地の記憶も、馬水槽を植栽の鉢として利用することで、継承している。会社のビルだが、前面に開放的な屋外空間をもち、1階はブックカフェ、3階はギャラリーとし、数多くのイベントを開催することで、積極的に街と接続したことが評価される。ふげん社のオーナーの自邸も、伊礼の設計であり、深い信頼関係によって成立したプロジェクトである。
下町の小さな家

狭小地における採光と境界を植栽でコントロール
「下町の小さな家」は、建築家・伊礼智氏の自邸であると同時に、同氏が提案している標準化住宅「i-works project」における新たなプロトタイプとして計画した住宅です。建材価格が高騰する時代においても、規模を抑えながら上質で心地よい住まいを実現する可能性を示しています。また、狭小地における近隣との関係性を、採光と境界を植栽でコントロールすることで再構築し、これからの都市住宅のひとつの解答を示しています。

プロデューサー:有限会社伊礼智設計室 伊礼智
ディレクター:有限会社自然と住まい研究所 中山聡一郎
デザイナー:有限会社伊礼智設計室 伊礼智 + 荻野景観設計株式会社 荻野寿也
審査員の評価コメント
「下町の小さな家」は、建築家・伊礼智氏が長年にわたり追求してきた環境性能への取り組みが結実した住宅である。高い環境性能と上質なデザインを両立させ、それを標準化された住宅として広く普及させようとする姿勢は、建築界においても高く評価されている。決して広くはないが居心地の良いこの住宅は、優れた施工技術を持つ施工会社、そして伊礼氏と長年にわたり協働してきた造園家・荻野寿也氏の存在なくしては成り立たない。時間の経過とともに、植栽が風景として馴染み、住み手の暮らしが積み重なることで、この住宅はさらに味わいを増していくだろう。数値では測ることのできない豊かさを、これからの時間の中で育んでいく住宅である。「下町の小さな家」は、建築家・伊礼智氏が長年にわたり追求してきた環境性能への取り組みが結実した住宅である。高い環境性能と上質なデザインを両立させ、それを標準化された住宅として広く普及させようとする姿勢は、建築界においても高く評価されている。決して広くはないが居心地の良いこの住宅は、優れた施工技術を持つ施工会社、そして伊礼氏と長年にわたり協働してきた造園家・荻野寿也氏の存在なくしては成り立たない。時間の経過とともに、植栽が風景として馴染み、住み手の暮らしが積み重なることで、この住宅はさらに味わいを増していくだろう。数値では測ることのできない豊かさを、これからの時間の中で育んでいく住宅である。



