施工例
心地よい住まいのカタチ
地方都市においては、延床面積の広い家や○LDKといった部屋数の多い住まいがこれまで豊かさの象徴とされてきました。私たちが拠点を置く茨城県も例外ではありません。しかしながら、環境に対するインパクトを少しでも抑え、かつ、のびやかに豊かに暮らすことのできる「小さな家」こそが時代が求めた家づくりであり、それを実現するのが地域工務店に課された役割と考えています自然と住まい研究所は、建築家との協働による小さくても大きく暮らせるプランニングに加え、ハイテクとローテクを融合した家庭内エネルギー消費低減システム、地域材利用などをバランスよく「紡ぐ」ことで、地球・自然・町と呼応するゆたかな家づくりを実現しました。
敷地めいっぱいに大きな家を建てるのでなく、小さな家とすることで敷地に余白を
生みだしその部分を緑化。さらに大きなデッキや開口部にガラリや障子などの複数のレイヤーを用意することで、町とゆるやかにつながる関係をデザインしました。小さな家とすることで狭くなりがちな室内空間は、廊下を極力排したひとま空間や造作家具による空間の有効利用により、心地よいと思える空間を確保しています。
自然と住まい研究所は、住宅を家族・町・地域・自然をつないでいきます。家族間のコミュニケーション、前述の町とつながる設計上の工夫はもちろん、環境に配慮した仕様や設備の採用といった様々な要素を「紡いで」いくことで、家族はもちろん、地域にとっても必要とされる住まいを設計者や様々な地域の職人の職能も紡ぐことで創り出したいと考えています。
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